宮崎駿監督が長編映画に復帰、その内容とは…。
NHKで放送された「終わらない人」では、ジブ
リ美術館で上映予定の短編映画「毛虫のボロ」
と同時に、長編映画への復帰をチラつかせてい
た宮崎駿監督。
日本のみならず世界中から熱い視線を浴びてい
ました。
映画に打ち込む姿勢が厳しいことで有名な宮崎
監督なので、再び長編映画に復帰するというの
も厳しいハードルではないかと私も溢れそうな
期待を抑えて、なるべく期待しないようにしな
いようにと待っていました。。。
そして今日2017年2月24日、宮崎駿監督の長編
映画復帰が正式に発表されました!
第一報は共同通信
https://this.kiji.is/207739103218419189
何度も引退発言を繰り返してきた監督ですが、
作品のたびに引退を考える気持ちで全力で臨む
ため、毎回力尽きるみたいですね。
「風立ちぬ」の時は引退会見まで開いたので、
さすがにもうこれが最後か、と思った方も多い
と思います。
この記者会見も、元々は開く気がなかったそ
う。簡単な取材を監督のアトリエで済ませるは
ずが、取材依頼が殺到しすぎてあのような大き
な場での会見になったそうです。
「引退詐欺」と言われるところもあると思いま
す。監督自身は毎回静かにフェードアウトする
気でいたようですが、期待が大きいゆえに周
りが黙ってないという状況のようです。
どちらにせよ、ファンである私からしたら嬉し
い話、それ以上でも以下でもありません。
今回は、その「長編映画」がどのような作品に
なるか、今までのパターンから推測していきた
いと思います。
①宮崎駿のための作品
「紅の豚」「風立ちぬ」あたりがそうでしょうか。趣味なども混ぜ込まれた、あまり視聴者媚びのない作品。
②メッセージ性が強烈な作品
「もののけ姫」「風の谷のナウシカ」あたりがそうでしょうか。宮崎監督の作品はいずれもメッセージ性が強いですが、特に強烈なもの、警笛を鳴らしているような作品。
③原点回帰!子供のための作品
「となりのトトロ」「崖の上のポニョ」などがそうでしょうか。宮崎監督は子供に対して強い思い入れがあるような気がします。小さな子供を笑顔にさせるような作品。
④バランスがとれた作品
「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「天空の城ラピュタ」などがそうでしょうか。全て個人的な判断になりますが、①〜③のいずれにも属さないであろう作品です。
これが私の推測できる大分けです。
細かい内容までは皆さんの想像にお任せしま
す。
NHK放送の「終わらない人」では、
宮崎『もうリタイアを宣言した人間が作るんだから。「ああ作らざるをえなかったんですね」っていう内容を作らないとダメだよ。「作らなくていい」って言った人間が作るんだから。』
と発言しています。
そして、番組の発言だけを参考にすると、今回
も手書きでやるようです。
以上の内容を踏まえて、個人的には…
②
ではないかと思います。
番組では、宮崎監督にとって「生命に対する冒
涜」と見られるようなCGのプレゼンがあり、
それに対して…
宮崎『地球最後の日が近いって感じがするね。人間のほうが自信がなくなっているからだよ。』
と…。
また、宮崎監督の思想とは逆に進んでいく現代
(憲法改正の問題など)とのギャップからも何か
推測できそうです。
完成予定はオリンピック前の2019年!
(番組参考)
回作が2019年になるそうです。
アニメ業界のクリエイター不足に加え、手描き
に慣れている人がどれくらい集まったのか…。
厳しい環境なので、宮崎監督が必ずしも2019年
に完成させるとは限りませんが、楽しみにその
時を待ちましょう!